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村人の生活−仕事 その1

村の生活は基本的に自給自足、小規模な農業と、豊かな森の資源を利用した生活です。したがって飢えてこそいませんが、収入もわずか。病気のとき薬を買ったり、服を買ったり、という余裕がなく、その日その日をなんとか食べていっているという家庭が多いです。現金収入のある公務員、国立公園職員、商人などでも、家族が多いアフリカのこと、親戚にお金を配ったり、借金したりされたりと、すぐ給料はなくなってしまうと嘆いています。
 
 
森の狩猟から帰ってきた男性。ダイカーという小さいシカのような獲物を仕留めてきました。自家用に一部とっておいて、あとは市場で切り分けて販売します。銃ではなく罠や網で動物を捕まえる方法も使われていますが、消費者側からすると、銃で殺した肉のほうがおいしいとか。。。  
焼畑をするために原生林を一人で開墾する一家の主。原生林は、一度開墾されたあと放置されて森に戻った二次林と違い、大木が多く残っているので大仕事です。この大木も一人で切り倒します。たくましい!と感心されても、本人としてはとにかく本当にたいへんなんだ、と嘆いています。
 

焼畑は乾季の日照りが続いたときに行います。毎晩森には露がおり、乾燥していませんので、森まで火が燃え移ってしまうようなことはありません。

  焼畑を終えた畑は燃え残った木の枝などを片付けて、とうもろこしを植えたり、キャッサバ芋の茎を植えます。すべてもちろん手作業です。
 

共同でピーナッツ畑の収穫を行っている女性グループ。協力して耕作するほうが効率的で精神的にも疲れが少ないので、だんだん共同畑が多くなってきています。

乾季のある時期だけ、国立公園内の干上がる沼地で魚を採ることが許されているので、2週間の泊り込みで出かける女性たち。

 
ヤシの葉で編んだ、ンデレと呼ばれる屋根に葺くためのもの。   材木の切り出しをチェーンソーで。このあたりでは大規模な森林伐採は行われておらず、国立公園の設備に必要な最低限の材木のみが切り出されています。チェーンソーを持っている人は村で数えるほどしかいません。

 

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