Home > マルミミゾウと森 > オザラ国立公園のマルミミゾウ

オザラ国立公園のマルミミゾウ

マルミミゾウはアフリカゾウですが*、サバンナにすむゾウより小さく、中部アフリカの熱帯林地方に生息しています。その耳の形が丸いことからマルミミゾウと呼ばれていますが、英語ではforest elephant(森林ゾウ)といいます。その名のとおり森にすんでいるので、人間だととても歩けないような木々が濃く生い茂ったジャングルでも、その大きな体で押し進んでしまいます。1年のあいだに数回しか会うことができませんでしたが、いつもマルミミゾウの目にとても神秘的なものを感じさせられます。

(*アフリカゾウの亜種とされていますが、サバンナにすむゾウとは別種だという説が出てきています。)

オザラ国立公園では公園の奥深くに入っていかなければマルミミゾウに会うことはできません。

 
レコリ川沿いの湿地帯でエコガードが発見、ボートで接近  

↑この写真の絵はがきを買う

 

大きなこのオスゾウはゆっくりと森の中へ帰っていきました。

動画で見る(WindowsMediaPlayer)

  森でゾウに出くわすときは危険がいっぱいです。特に子を連れた母ゾウは、人間が近づくと追いかけてきます。このときは6頭の群れで木の葉を食べにきていましたが、このグループは私たち人間の存在を気にかけていませんでした。
 

ンボコという国立公園内テントロッジの近くで。
東アフリカのサバンナのように車で探し回るわけにいかない代わりに、同じ陸のレベルで出会えることがあります。まずガサガザと葉を食べる音が森の中からして気づきます。

↑この写真の絵はがきを買う

  この子ゾウの動画を見る(WindowsMediaPlayer)
 
木の葉を食べているメスゾウ。  
↑この写真の絵はがきを買う
 
ここが国立公園に組み込まれる以前、大量のゾウの密猟屍体が発見されたというオザラ北部のムアンジ。密猟者グループ同士がかち合って撃ち合い、1人亡くなったことがあるそうです。   遠くに牙が見えているのが1頭でいたオスゾウです。観光客や公園職員がよく移動するエリアでは、こんなふうに森の繁みから少しだけでてきたところで見かけます。

 

オザラ国立公園のマルミミゾウ   マルミミゾウの畑荒らし   森の中のマルミミゾウ・・・

マルミミゾウの密猟   オザラ国立公園のパトロール隊   オザラ国立公園の生き物たち