村人の生活−住まい・公共施設 |
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電気も水道も無い村の人々の住まいはとても簡素ですが、日本と比べたらうらやましいほどの広い敷地内に建てられています。サロンとしてテーブルとイスが置いてあったり、寝室、子ども部屋など、家の中はちゃんと部屋に仕切られています。深く掘った穴のトイレは敷地内の目立たないところで、ヤシの葉で囲ってあります。水浴び場も作ってあります。 |
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最も典型的な家は、森から切ってきた木で建てられた家です。屋根には葉を葺きます。 | 壁は横に細い木を渡し、間に泥を塗り固めています。台所は、蒔で料理するので風通しよくするため、外に別棟で作ります。 |
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土を固めたレンガとトタン屋根の家も増えてきています。 |
国立公園事務所と職員の居住区はレンガ造り。私もここに住ませてもらいました。料理は灯油コンロで。 | |
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小学校。村には小学校と中学校があります。(コンゴはフランスの教育制度にならっています。)教師の数が足りず、生徒を午前・午後のクラスに分けたり、休校になったり授業が草刈りだったり、決して十分な教育が行われているとは言えません。中学も教えられていない科目があります。 |
病院。建物は立派に見えますが、医者は1人で、設備らしい設備はほとんどありません。重病人の場合は車で3時間ぐらい行った少し大きな町に転送されます。エボラ出血熱発生時は、別棟が隔離病棟となり、厳戒態勢が敷かれました。 |
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村には郵便局はなく、当然電話もなく、人々の通信手段は無線局の無線です。首都や国内各所にある無線局で話したい人を指定の日時に呼び出してもらい、相手が来たら話すというとても時間のかかる方法で、しかも話の内容は全部他人に聞かれてしまいます。 | 軍隊出身のおじいさんが個人的に営んでいるミニ博物館。昔使われていたお金や装身具、古くから現在まで使われている農具などを展示・販売しています。これはとても大事なことだと思いました。家に骨董品があっても外国人観光客に売ろうと考える人が多く、これがなかったら村に何も残らないかもしれません。 | |
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