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トラベル情報(2015年)

■入国ビザ■

日本人は入国ビザが必要です。駐日本コンゴ大使館で申請してください。

 

■入国経路■

●エールフランス:パリ経由
●エチオピア航空:香港またはバンコク、およびアジスアベバ経由
●ケニア航空:ナイロビ経由
●赤道コンゴ航空(ECAir):ドバイまたはパリ経由
●その他南ア経由もあります。

 

■お 金■

通貨は中部アフリカ経済圏(CEMAC:ガボン、カメルーン、中央アフリカ共和国、赤道ギニア、チャドとコンゴで6カ国)共通のフランCFA(セーファー)。1ユーロ655.957Fと固定レート。
両替はユーロの現金を持参し、現地でフランに両替が一般的です。両替所、銀行、個人の両替商などでできます。ユーロは少額紙幣でなくても構いません。トラベラーズチェックは銀行での取扱いが非常にまれで手数料も高いのでお勧めしません。
クレジットカード(ビザ、マスター)でキャッシング可能(空港や銀行のATM)、一度に引き出せる額は5万〜6万円ぐらいですが、必要であれば繰り返し行えます。カードで支払える店はほとんどなく、高級ホテルぐらいです。
国際送金の受け取りはウェスタン・ユニオン、マネーグラムで可能。
物価は一部の物を除き、だいたい日本の5分の1と言えます。買い物時に商店などで釣りの小額紙幣、小銭が不足することが多いため、もらった釣り銭はなるべく使い切らず持っておくようにしたほうがよいです。

 

■宿 泊■

ネットやメールで予約できるところは高級ホテルに限られます。都市部の場合、教会付属の宿泊施設などは2,000円〜、中級ホテルは5,000円〜12,000円、高級ホテルは20,000円〜。地方の小さな町・村では1泊1,000〜2,000円ぐらいの簡易宿があります。

 

■治 安■

ホテルの中で荷物が盗まれる事例はめったにありません。街中でのスリも以前に比べ少なくなっています。普通に海外旅行で気を付けるべき程度に、現金・貴重品の管理をしておけば十分です。パスポートは公設の施設などに入るとき提示を求められることがあるので持参しておくほうがよい場合があります。

 

■国内移動■

数か所の国内都市間は国内線飛行機が飛んでいます。南部での移動、首都ブラザビルとポワント・ノワールを結ぶ列車は12時間ほどかかりますが、2013年ごろから治安面で安全になりました(飛行機では1時間)。北部へは陸路(長距離バス)が一般的。すべてチケットは前売りの購入がベター。

 

■市内移動(ブラザビル、ポワント・ノワール)■

バスは一律150F(区間をまたがる場合は2回払う)、下車時に払います。ただ行先表示、バス停表示などないので、初めてでは乗りこなすのは非常に困難です。
タクシーは車の色が決められており(ブラザビルは緑、ポワント・ノワールは水色)、市内を多数走っていますので、たいていすぐつかまります。まず行先を言ってから乗ります。近距離700F〜1,000F、それ以上の場合は目的地を告げたときに値段を言われるので、交渉して折り合えば乗ります。基本的に乗り合いではありませんが、まれに同方面の客を相乗りさせることもあります。

 

■レンタカー■

セダンで1日16,000円ぐらいから、と高いので、タクシーを1日借り上げるほうが経済的(7,000円)。

 

■通 信■

現地携帯電話は国際電話の発信が非常に安価なので(世界中一律1分20円)、2,000円ぐらいの簡単な携帯をシムとともに購入すると便利です。ただ携帯シム(100円未満)はID登録しなければならず、使用開始まで少し時間がかかります。
中級以上のホテルにはWi-fiがあります。現地携帯電話会社の電波で日本の携帯でもメール可能のようです。市内にはインターネットカフェがあり、出力、コピーなどもできます。

 

■言 語■

公用語はフランス語、国語はリンガラ語とキトゥバ語ですが、首都を含む南部ではラリ語の使用者も多いです。基本的にフランス語ができればどこでもコミュニケーションが取れます。英語はほとんど通じません。

 

■季 節■

地方により前後しますが、1月〜2月小乾季、3月〜5月小雨季、6月〜9月大乾季、10月〜12月の大雨季と4シーズンあります。乾季は曇りがちで気温も上がらず、過ごしやすいですが、埃っぽいです。雨季は雨と強い日差しの繰り返しで、非常に暑くなります。

 

■健 康■

入国にあたっては黄熱病の予防接種が義務付けられています。
現地では、マラリアがもっとも要注意です。蚊に刺されないようにすること、また可能であれば予防薬を飲んだほうがよいです。症状はたいていの場合、高熱が一気に出て、その他頭痛、胃腸もやられることもあります。病院の検査で30分ほどで結果が出ます。陽性の場合、処方される治療薬を飲めば3日〜数日で治ります。
また食べ物にハエがとまってもたらす腸チフスにも要注意です。街頭でカバーされずに売っている食べ物が原因のことが多いです。初期症状がマラリアと似ているのでよく間違えられますが、マラリア薬を飲んでも治らず、疲労・発熱が継続する場合腸チフスが疑われます。これも治療薬を飲めば治ります。 その他、環境が違いますので、切り傷、怪我も甘く見てはいけません。ちゃんと消毒してカバーしたほうがよいです。
薬局でたいがいの薬は手に入りますし、夜間営業しているところもあります。

 

■マナー、タブー■

挨拶は非常に大事です。知らない人とでもバスの中やエレベーターの中で「ボンジュール」と挨拶します。
煙草が嫌な人は正直に言えば止めてもらえます。町では喫煙率は低いです。
携帯電話は乗り物の中でも使用可。
写真は勝手に撮ると嫌がられます。市場などでも一言断って、いいと言われてから撮るほうがよいです。また軍・警察関係、大統領関係の場所は撮影禁止のため、知らずに撮って目撃されると罰金を徴収されてしまう可能性があります。
西洋のようなチップ制度はありませんが、よくしてくれた人に500〜1,000F(100〜200円)などあげると喜ばれます。

 

■参考・関連サイト■

●「一票サイト」にて作者が執筆しているコンゴに関するページ
http://www.ippyo.com/wp/?cat=11

●2014年12月にNHK「地球イチバン」で放送され、一躍有名になったサプール。日本人写真家の方が撮影されたサプールのサイト
http://www.sapchano.com/#

●作者もグッズ製作に関わっている、アフリカン生地によるグッズ紹介サイト
http://www.africanbags.jpn.org